SNS投資詐欺の被害がどんどん増えている
2026年4月16日の新聞に次が載っていました。
「警察庁によると、25年のSNS型投資詐欺の被害は9538件、被害額は1274億円といずれも24年(6413件、871億円)の約1・5倍に増加。被害件数は広告、DMがそれぞれ4割弱を占める。」
「いずれも著名人や投資クラブなどをかたってLINEなどに誘導。現金を指定口座に振り込ませ、偽アプリで資産が増えていると見せかける。」
この記事のもとになった警察庁警察庁発表の資料を見てみました。
SNS投資詐欺の定義が書いてありました。
「SNS等を通じて対面することなく、交信を重ねるなどして関係を深めて信用させ、投資金名目やその利益の出金手数料名目等で金銭等をだまし取る詐欺(SNS型ロマンス詐欺に該当するものを除く。)」
AIが凄すぎて見分けがつかない
私自身も、何度か見たことがあるのはSNS上で詐欺だなと思える広告や動画が表示されることです。
私が良く見ている投資系ユーチューバーとしか思えない動画と声で何かを勧誘しているものがありました。
AIで作っているのでしょうが、顔もそっくりだし、声もそっくり。
違うのは、話している内容と、言い回しなどのクセの部分。
見分けがつきにくいです。今後、私も気をつけないといつか騙されるかもしれないと思えました。
シニア世代が高額な被害にあっている
シニア世代は老後資金を狙われやすいと思います。
投資できる金額が大きい人は、被害額も大きくなります。
警察庁の資料とみると、SNS型投資詐欺の被害件数では、50代が最多、60代、40代と続きます。
ヤフーニュースで「SNS投資詐欺」で検索してみたところ、出てきた被害記事を新しい順で10件並べると次でした。
70代男性
40代女性
60代女性
60代男性
40代男性
50代男性
50代男性
60代女性
60代男性
50代男性
記事になるのですから、被害額が大きいものに限定されているはずです。
また、統計数字ではないので、偏りのある情報ですが、老後資金がなくなるとダメージが大きいはずです。
「早くお金を増やしたい」というシニア世代のニーズにつけ込んでいて狡猾だと思います。
元本(円・ドル) × 利回り(%) × 投資年数(年)
投資で増やすのは、3つの掛け算です。
元本(円・ドル) × 利回り(%) × 投資年数(年)
シニア世代は、退職金や老後資金など若年層に比べて比較的投資「元本」があります。
退職後に給与収入がなくなったあとは「元本」を増やせません。むしろ目減りしていくのが不安です。
「投資年数」については、人生の先が見えてきて、じっくり増やしている時間はないと思っています。
最後に考えるのが、「利回り」です。銀行に預けたら利回り1%以下。外国債券なら3~5%。株のインデックスは不安定でありながら長期で平均すれば7~8%。
もっと「利回り」の良い商品や手法はないかと思っています。
「早く増やしたい!」シニア世代に限らず共通の願望です。
投資詐欺では、この「利回り」が非常に高くなる秘密の手法や投資商品があると言っており、魅力的に見えます。
高い利回りを追い求めたい気持ちは分かる
気を付けたいのは、株のインデックスの平均的な「利回り」を超える話です。
詐欺の可能性が高いです。
プロのファンドマネージャーが運用する投資信託であっても、インデックスの利回り以上で運用し続けられるのは1割くらいだそうです。
もっと若いころであれば、騙されても挽回ができます、シニア世代はそんなリスクはとれません。
年齢とともに、リスク資産の割合を下げておくべきなのに、逆に高「利回り」な商品や手法を追いかけてしまう。
シニア世代の自分にも、それは理解できる感情です。
SNS投資詐欺に合わないようにするために、証券会社と銀行以外にはお金を送らないようにしています。
また、日々SNSやメール、ショートメッセージが詐欺ではないかと疑いの目で見ています。
あやしいのは、クリックせず「迷惑メール:報告」ボタンを押したり、無視しています。
将来、認知機能が落ちてきたらできないな、とも思います。いずれ自分自身の年齢に合わせた対策が必要になってくるでしょう。

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